2019年度秋学期 現代数学基礎CIII

この演習は終了しました.

時間/教室

時間は毎週木曜の3限と4限(13:00から16:15まで), 教室は多元数理棟109号室です.

内容

この講義は2年生を対象として複素関数論を扱います.
前期の複素関数論の講義の続きとして位置づけられていますが, 最初の1か月間は主に前期の復習です.
具体的には以下の内容を扱う予定です.

日程, 配布物

日程と内容を以下のように予定しています. 問題や小テスト等の配布物もここに随時加えていきます.

講義の進め方

おおまかに言って1コマ目が講義, 2コマ目が演習です.
2コマ目の最初の20分程度で小テストを毎週実施する予定です.
演習については, 前の週に演習問題を配布しますので, 演習時間内に解答を発表して下さい.

教科書/参考書

前期の複素関数論の講義 (数理学科向けクラス) と同じ 1 を教科書として指定します.
11月末までの講義内容はこの教科書でカバーできます.
12月以降の内容については2,3,4を参考に講義します.
どれもこの講義全体をカバーしていますが, 講義ノートは特に2を参考に作ってあります.

  1. 今吉洋一, 複素関数概説,サイエンス社 (1997).
  2. E. M. Stein, R. Shakarchi, Complex Analysis, Princeton University Press (2003);
    日本語訳: エリアス・M. スタイン, ラミ・シャカルチ著, 新井仁之, 杉本充, 高木啓行, 千原浩之訳,
    プリンストン解析学講義 II 複素解析, 日本評論社 (2009).
  3. 杉浦光夫, 解析入門I, II, 東大出版会 (1980,1985).
  4. L. Ahlfors, Complex Analysis, 3rd edition, McGraw-Hill (1979);
    日本語訳: アールフォルス著, 笠原乾吉訳, 複素解析, 現代数学社 (1982).
  5. 吉田伸夫, 複素関数論, 前期講義「複素関数論」の講義ノート (2019).
  6. 武部尚志, 楕円積分と楕円関数, 日本評論社 (2019).

成績

主に中間試験と期末試験およびレポートの結果で素点を決定します.
原則毎回行う小テストや演習発表および毎回出題するレポートの総得点も考慮に入れます.
素点の計算方法は 概要 をご覧下さい.
素点が60点以上なら単位が出ます. 成績は素点に応じてつけます.

レポート

ほぼ毎回レポート問題を出題します. 問題は毎回の演習問題のプリントの最後に書いてあります.
締め切りは(今学期末までという自明なものを除いて)特に設けません.

オフィスアワー

Cafe Davidでの合同オフィスアワーを実施します. 時間は金曜日の16:00-17:30です.
オフィスアワー以外の時間でも, メール (yanagida [at] math.nagoya-u.ac.jp)
で随時質問や相談に応じられますのでご連絡ください.
私のオフィスは理学部A館441号室です.

中間アンケートの結果

受講者数67名のうち, 回答者は53名でした.

期末アンケートの結果

受講者数67名のうち, 回答者は46名でした.


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最終更新: 2020/03/03