ファイル更新日:2024年03月06日
教育・就職
■少人数クラスシラバス■
●粟田 英資
学部・大学院区分
|
多・博前 |
時間割コード
|
|
科目区分
|
B類(講究) C類(実習)/Category B Category C |
科目名【日本語】
|
数理物理学講究1 数理物理学講究2 数理物理学講究3 数理物理学講究4 数理物理学実習1 数理物理学実習2 数理物理学実習3 数理物理学実習4 |
科目名【英語】
|
Seminar on Mathematical Physics 1 Seminar on Mathematical Physics 2 Seminar on Mathematical Physics 3 Seminar on Mathematical Physics 4 Practical Class on Mathematical Physics 1 Practical Class on Mathematical Physics 2 Practical Class on Mathematical Physics 3 Practical Class on Mathematical Physics 4 |
コースナンバリングコード
|
|
担当教員【日本語】
|
粟田英資 |
担当教員【英語】
|
Awata Hidetoshi |
単位数
|
B類4単位 C類1単位 |
開講期・開講時間帯
|
|
授業形態
|
セミナー |
学科・専攻
|
多元数理科学研究科 |
必修・選択
|
選択必修 |
授業の目的【日本語】
|
テーマ:場の量子論
数理物理学の基礎である場の量子論の学習を通じ問題解決能力や論理的思考力などの向上を目標とする.
|
授業の目的【英語】
|
Quantum Field Theory
This course deals with the quantum field theory as the basis of the mathematical physics. The aim of this course is to enhance the development of student's skill in logical thinking and solving problems. |
到達目標【日本語】
|
場の量子論の基礎を理解する事.
|
到達目標【英語】
|
The goal of this course is to understand basic consepts and principles of quantum field theory. |
授業の内容や構成
|
実施方法: 週一回の輪講形式の予定.
|
履修条件
|
知っていることが望ましい知識: 共通教育の線型代数や微分積分など. |
関連する科目
|
数理物理学概論I, II |
成績評価の方法と基準
|
少人数クラスにおける学習研究を総合評価する. |
教科書・テキスト
|
物理の予備知識のない学生を対象とする場合は入門的な [Takeda] から始めることもできる. 解析力学,場の古典論,量子力学,統計力学などを少しやったことのある学生を対象とする場合は [Suzuki][Iso][Ryder][Swanson] なども読みやすいだろう. より本格的には,[Yamada] で共形場理論を,[Polchinski] などで弦理論の勉強をするのもよいだろう. 物理は苦手だが,幾何が好きだという人ならば,[Katz] などで数え上げ幾何の基礎を学ぶのもよいだろう. 代数が好きだという人ならば,[KR] などでビラソロ代数,カッツムーディー代数などの無限次元リー代数の表現論の基礎を学ぶのもよいだろう.
*[Takeda] 武田暁, "場の理論," 裳華房 1991. *[Suzuki] 鈴木久男, "超弦理論を学ぶための 場の量子論,” サイエンス社 2010. *[Iso] 磯暁, "現代物理学の基礎としての 場の量子論,” 共立出版 2015. *[Ryder] L. Ryder, "Quantum Field Theory,"(2nd ed.) Cambridge Univ. Press 1996. *[Swanson] スワンソン, ” 経路積分法—量子力学から場の理論へ—," 吉岡書店 1996.
[Yamada] 山田泰彦, "共形場理論入門," 培風館 2006. [Polchinski] J. Polchinski, "String Theory I, II,” Cambridge Univ. Press 1998. [Katz] S. Katz, "Enumerative Geometry and String Theory,” AMS 2006 [KR] V. Kac and A. Raina, "Bombay Lectures on Highest weight representations of infinite dimensional Lie algebras,” World Scientific 1987. |
参考書
|
最近使用した教科書:
深谷賢治, "解析力学と微分形式," 岩波書店 1996. 清水明, "新版 量子論の基礎 その本質のやさしい理解のために,” サイエンス社 2003. 新井朝雄, 江沢洋, ” 量子力学の数学的構造I," 朝倉書店 1999. 九後汰一郎, "ゲージ場の量子論 I,” 培風館 1989. 坂本真人著, “場の量子論 不変性と自由場を中心として," 裳華房 2014 B. Zwiebach, "A First Course in String Theory,” Cambridge Univ. Press 2004.
伊藤克司, "共形場理論 現代数理物理の基礎として,” サイエンス社 2011. 江口徹,菅原裕二, "共形場理論," 岩波書店 2015. 白石潤一, "量子可積分系入門," サイエンス社 2003. 鈴木淳史, "現代物理数学への招待 ランダムウォークからひろがる多彩な物理と数理,” サイエンス社 2006. 高崎金久, ” 線形代数と数え上げ," 日本評論社 2012.
キャラハン, 樋口三朗訳, "時空の幾何学 特殊および一般相対論の数学的基礎,” シュプリンガージャパン 2003. S. Weinberg, "Gravitation and Cosmology,” John Wiley & Sons 1972.
|
課外学習等 (授業時間外学習の指示)
|
発表の際には入念な準備が必要である. |
注意事項
|
学生の募集は「数理物理学グループ」(粟田,泉,菅野,白水,浜中)として行うので, グループに分属を希望する場合はいずれかの教員名を書くこと.(第1希望から第3希望までグループに属する教員の名前を書いてもよい.) なお,セミナーの題材については参加する学生と教員の間でよく相談して決める予定であり, 実際の少人数クラスおよび研究指導はテキストやテーマにより複数のサブグループに分かれて行う場合もある.
|
質問への対応方法
|
|
他学科聴講の可否
|
可 |
他学科聴講の条件
|
事前に担当教員と相談すること. |
レベル
|
|
キーワード
|
場の量子論,共形場理論,可積分系 |
履修の際のアドバイス
|
|
授業開講形態等
|
対面によるセミナー(輪講)形式 |
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
|
|
|