名古屋大学 大学院多元数理科学研究科・理学部数理学科
住所: 〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

図書室

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ファイル更新日:2010年12月08日

名古屋大学 理学図書室

充実した図書室は数学の優れた教育研究環境に不可欠な要素です.数理科学の研究科にとって図書室はいわば顔のような存在であり,実験系研究室における実験室に例えることもできるでしょう.数学はギリシャ文明とともに興り,それ以来書物と深い関わりを持ち続けてきました.このため図書室を有効に利用できることは優れた数学者に不可欠の資質といえます.

多元数理科学研究科の図書室は2010年7月に理学関係の他図書室と統合され,新たに理学図書室となりましたが,その前身は理学部数学教室図書室です.創設当時から多くの先達による並々ならぬ努力が払われ,その結果蔵書の充実とその使い勝手の良さは国内外でも有数のものとなりました.1995年に多元数理科学研究科が創設されてからも数学関係の文献資料を中心とした幅広い研究分野に関する資料を収集・整理してきました.その結果,理学図書室として統合された2010年時点で,数理科学関係の蔵書は約10万冊,雑誌のタイトル数も1,600誌を数えます.また,高名な数学者であるD. Hilbertの蔵書の一部であった約11,000点の雑誌の論文別刷りがヒルベルト文庫として保存され,本研究科の貴重な文化資産となっています.書架における数学関係の図書の配列は本の著者名に基づく著者名順配列になっていますが,これは理学部数学教室以来の伝統です.明るくひろびろとした新刊雑誌室では,最新の研究成果に触れながらの瞑想に耽る楽しみを享受することもできます.学生閲覧室(座席数20)には,講義の教科書・参考書をはじめ,学部・大学院学生の勉学に役立つ優れた本が各分野毎に,初年次から大学院のレベルまで備えられ自学自習のできる場所として充実しています.さらに統合後の図書室には新たに多目的室(2部屋・座席数各12)が設けられ,少人数のセミナーや輪講などに自由に利用することができるようになりました.また蔵書検索や文献検索のシステムも完備され,電子ジャーナルなどインターネットを利用したサービスにも十分な対応をしています.