名古屋大学 大学院多元数理科学研究科・理学部数理学科
住所: 〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

教育・就職 - 2023年度 - 卒業研究シラバス - 植田 好道

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ファイル更新日:2022年11月25日

教育・就職

卒業研究シラバス


植田 好道

学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
科目区分
Course Category
専門科目
科目名【日本語】
Course Title
数学研究
科目名【英語】
Course Title
Undergraduate Seminar
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員【日本語】
Instructor
植田 好道
担当教員【英語】
Instructor
UEDA, Yoshimichi
単位数
Credit
6
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 3時限
春 水曜日 4時限
授業形態
Course style
セミナー
学科・専攻
Department / Program
数理学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択必修
授業の目的【日本語】
Goals of the Course(JPN)
スペクトル理論をゴールとする関数解析あるいはユニタリ表現論を学ぶ.
授業の目的【英語】
Goals of the Course
Learn functional analysis with emphasis on spectral theory, or unitary representation theory.
到達目標【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
Hilbert 空間上の作用素のお友達になる.
到達目標【英語】
Objectives of the Course
Be a good friend of operators on Hilbert spaces.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
春学期はスペクトル理論までの関数解析を学ぶ.関数解析既習者の場合はユニタリ表現論にする.秋学期は学生の興味に合う専門的な話題に進む.
履修条件
Course Prerequisites
測度論を習得していることが望ましい.卒研相談の際に開始までに何を準備として学べばよいか説明するので,それに対応すること.
関連する科目
Related Courses
解析学要論 II, III
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
セミナーでのパフォーマンスにより判断します.
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for “Fail(F)” & “Absent(W)” grades
セミナーでのパフォーマンスが見られない場合はFとします.セミナーに現れもしない場合,あるいは W を希望する場合は W とします.
教科書・テキスト
Textbook
*泉正己「数理科学のための関数解析学」サイエンス社
*野村隆昭「球面調和函数と群の表現」日本評論社
*杉浦光夫「ユニタリ表現入門」東京図書
標準的には最初のものあるいは二つ目のもの.知識が十分ある方の場合は三つ目のものにします.同レベルの洋書にする可能性も捨てません.
秋学期からのテキストは相談の上で決めます.すなわち,半期で終えるつもりです.
参考書
Reference Book
教科書と同時に自習するのに相応しい図書のリストを配布します.それを参考に適当なものを選び自習あるいは学生による自主ゼミを並行して行うことを推奨する予定です.
課外学習等 (授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
テキストをよく読み込むこと.毎週のセミナー時間以外にも積極的に質問あるいは議論すること.複数で輪講することになっても自分の発表以外の部分もノートを作成して読み込むこと.
注意事項
Notice for Students
質問への対応方法
How to Ask Questions
E-mailで連絡してもらい,時間を決めて面談の機会を作ります.下は私のホームページで,教育欄を見ればこれまでの学生指導に関する情報(どのような本を輪講したか,等)が得られます.

http://www.math.nagoya-u.ac.jp/~ueda/index-j.html

他学科聴講の可否
Propriety of Other department student’s attendance
不可
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student’s attendance
レベル
Level
2
キーワード
Keyword
関数解析,非可換解析学
履修の際のアドバイス
Advice
深く勉強して他人に説明すると本当によく理解できます.説明する際は内容の論理構造をよく理解して細々とした計算は記憶に頼るのではなくその場で実行しつつ話しましょう.何も見ずにセミナーをするようにと言われることがありますが,それは丸暗記を勧めているのではなくてこういう風にすることを期待しているのです.丸暗記は大変ですがストーリーをあたまに入れるのはそれほどではありません.小説などを読むときにストーリーを理解せずに文字面だけを読むことは合理的ですか?数学書も同じです.ストーリーというのが論理構造に変わるだけです.
授業開講形態等
Lecture format, etc.
NUCT等にて連絡する.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)