ファイル更新日:2022年11月25日
教育・就職
■卒業研究シラバス■
●藤江 双葉
学部・大学院区分
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理学部 |
時間割コード
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科目区分
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専門科目 |
科目名【日本語】
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数学研究 |
科目名【英語】
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Undergraduate Seminar |
コースナンバリングコード
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担当教員【日本語】
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藤江 双葉 |
担当教員【英語】
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Futaba FUJIE |
単位数
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6 |
開講期・開講時間帯
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春 水曜日 3時限 春 水曜日 4時限 |
授業形態
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セミナー |
学科・専攻
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数理学科 |
必修・選択
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選択必修 |
授業の目的【日本語】
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テーマ:グラフ理論入門
主に[1]を使い,グラフ理論の基礎を学ぶ.具体的には graph colorings and labelings, connectivity in graphs, traversability in graphs, planarity in graphs, graph embeddings, graph decompositions などを予定.後半は参加者ごとに個別テーマを選び,その研究と発表を行う. またグラフ理論の学習を通じて,(特に英語の)文献を自力で読み,そこで理解した内容や自分のアイディアを文書にまとめる,発表する,等のスキルを身につける. |
授業の目的【英語】
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Theme : Introduction to Graph Theory
We study the basic of Graph Theory such as graph colorings and labelings, connectivity in graphs, traversability in graphs, planarity in graphs, graph embeddings, graph decompositions. Another big goal is to obtain strong skills in reading and writing so that we can freely exchange mathematical ideas with others. |
到達目標【日本語】
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グラフ理論の基本的な概念を理解し,具体的な問題に取り組むことができる. 数学の文献を自力で読み,足りない議論を補ったり,適切な例を作ることができる. 理解した内容や自分のアイディアをまとめ,他人と数学的議論ができる. |
到達目標【英語】
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At the end of the course, students should: - understand the basic concepts and major theorems of graph theory. - be able to read mathematical papers and books on their own and improve the content by filling gaps and providing appropriate examples. - be able to express mathematical ideas and freely communicate with others. |
授業の内容や構成
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週に1回2時間程度で,主に輪講形式のセミナーによって文献を読み進める.各回1-2名で担当箇所の内容や関連する話題をまとめ,発表してもらう.これは英語をまるまる訳せばよいという意味ではないことに注意!証明の行間を埋める,適切な例を作るなど「自分なりの内容」にまとめてくること. |
履修条件
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12月9日(金)までのメール連絡は必須.その後(状況によりZoomを介して)面談を行う.定員を超過した場合は面談の結果に加え「3年春学期までの成績」「3年秋学期の履修科目」等も考慮し決定する.3年次までに学習する内容を理解して使えるようにしておくことが望ましいが,それよりも必要になったら知らないことを自分で調べて身につけるという気概と,そもそもまずグラフ理論に「なんとなく以上に」興味があること,の方がより重要.(Depending on the members of the class, the discussion may be done in Japanese and/or English.) |
関連する科目
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線形代数,離散数学 |
成績評価の方法と基準
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毎週のセミナーでの発表内容や議論への参加状況をもとに総合的に判断する. |
不可(F)と欠席(W)の基準
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履修取り下げ届が6月末(秋学期は11月末)までに提出された場合は欠席. |
教科書・テキスト
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*[1] G. Chartrand, L. Lesniak, and P. Zhang, Graphs and Digraphs (CRC Press) [2] J.A. Bondy and U.S.R. Murty, Graph Theory, Springer. |
参考書
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必要に応じ適宜紹介する. |
課外学習等 (授業時間外学習の指示)
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発表者はもちろん入念な準備を!また発表担当でない週も,文献の該当箇所を読み,自分なりに(単なるメモではなく文章で)まとめ直す等,授業時間外学習は必須. |
注意事項
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「履修のアドバイス」欄をごらんください. |
質問への対応方法
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メールでご相談ください. |
他学科聴講の可否
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他学科聴講の条件
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レベル
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キーワード
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graph colorings and labelings, connectivity in graphs, traversability in graphs, planarity in graphs, graph embeddings, graph decompositions |
履修の際のアドバイス
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読む力とともに「書く」力がないと,非常に苦労します.グラフ理論の本には薄くて易しい(少し易しすぎる)ものもたくさんありますが,ぜひ厚さ2cmはあるくらいの,証明を略さずきっちり書かれているしっかりした本を何冊か手に取り,中身にある程度目を通した上で履修するかどうかを判断してください.「なんとなくおもしろそう」くらいで決めるのはわりと危険です. |
授業開講形態等
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状況が許す限り対面. |
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
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