名古屋大学 大学院多元数理科学研究科・理学部数理学科
住所: 〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

教育・就職 - 教育プログラム概要 - 理学部数理学科の講義の流れ

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ファイル更新日:2024年04月18日

教育・就職

教育プログラム概要

理学部数理学科の講義の流れ (続き)

3年(レベル1)

いよいよ20世紀前半頃までに確立された数学理論を本格的に学び始めます.リーマン積分よりはるかに強力な「ルベーグ積分」とそのフーリエ級数とフーリエ変換への応用,円や球よりも一般の「曲面や曲線」,そしてその上での解析学を行う「微分形式」の理論とそれらを「解析的」あるいは「代数的」にとらえるという考え方,いろいろな微分方程式の解法とその応用,数や多項式や写像の代数的性質を一般化した「群と環」などを学びます.このころには,解析,幾何,代数がたがいに深く関連して数学的世界を形作っていることがはっきりと理解できてきます.ここまででレベル1の教程が終了します.また,数学と社会との結びつきをテーマとしたオムニバス講義や,学生同士で自由にテキストを学んで発表する「グループ学習」なども行われます.

前期科目
科目名 内容 単位 区分
代数学要論 I 群論の基礎 選 6 専門
幾何学要論 I 曲線・曲面論の基礎 選 6 専門
解析学要論 I 微分方程式入門 選 6 専門
解析学要論 II ルベーグ積分と測度論の基礎 選 6 専門
数学演習 VII・VIII 数学の基礎の定着を目的とする演習 選 2 専門
数学演習 IX・X 数学の問題解決の方法を学習 選 2 専門
後期科目
科目名 内容 単位 区分
代数学要論 II 環論の基礎と多項式 選 6 専門
幾何学要論 II 微分形式とその積分 選 6 専門
解析学要論 III 関数解析入門 選 6 専門
現代数学研究 少人数グループ学習 選 6 専門
数理科学展望 I・II 数理科学の諸問題を解説 選 各4 専門
数理解析・計算機数学 I アルゴリズム,プログラミング,コンピュータリテラシ 選 3 専門

※ 3年生の講義はすべて選択科目ですが,コア科目となっている代数学要論,幾何学要論,解析学要論は卒業までにすべて履修することを強く勧めます.