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研究情報 学術交流 ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学ランス数学研究所
ファイル更新日:2017年04月21日 研究情報■学術交流■●ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学との学術交流に関する協定締結2017年3月16日(木),納谷研究科長とランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学Guillaume Gellé学長が協定書に署名し,多元数理科学研究科とランス数学研究所との間に学術交流協定が締結されました. リー群の表現論および非可換調和解析の世界的な研究者の一人である,ランス数学研究所の研究所長Michael Pevzner教授は,たびたび来日して日本の数学者と共同研究をすすめています.当研究科の伊師英之准教授とも以前から交流があり,2008年1月にPevzner教授が多元数理科学科でセミナー講演して以来,相互に訪問してそれぞれの大学の研究者との研究討議が活発に行われています. 一方,名古屋市美術館とランス美術館は2013年に友好提携を締結し,名古屋市とランス市の間にも姉妹都市条約の締結が近々予定されています.そのような多重的な文化交流のなかで,シャンパーニュ・アルデンヌ・ランス大学の研究組織であるランス数学研究所と,多元数理科学研究科の間で学術協定を結び,広い分野での研究交流と,博士課程学生の教育における協力を展開できれば望ましいというアイディアが生まれました.このような状況を踏まえて2016年2月にPevzner教授は多元数理科学研究科にて菅野研究科長(当時)および納谷評議員(当時)と面会し,学術協定の可能性について意見交換を行い,前向きな合意に達しました.その後双方機関で具体的な検討を重ねた結果,学術交流協定調印式を執り行うこととなり,交流の第一歩として3月15日,16日にはランスにおいてFirst Nagoya–Reims Workshop in Mathematics “Interaction between Group representations and Statistics”を開催し,大平徹教授, 伊師英之准教授および後期課程進学予定の学生2名が講演を行いました. 学術協定提携により,従来の研究者同士の交流だけではなく留学生の受け入れや学生の相互訪問も活発になることが期待できます.このことは本研究科の国際交流にとって,そして博士後期課程の国際化にとって,きわめて意義があります.とくに本研究科の学生にとって,こういった制度を通して異なる研究風土に触れることは,研究の幅を広げるうえで大変有益な経験となることでしょう.
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