名古屋大学 大学院多元数理科学研究科・理学部数理学科
住所: 〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

教育・就職 - 教育プログラム概要 - レベルとは

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ファイル更新日:2024年04月18日

教育・就職

教育プログラム概要

レベルとは

学生の目標と学習状況の多様性に対応するため,2002年度より数理学科(学部)と多元数理科学研究科(大学院)の教育プログラムに一貫した「レベル」という分類を導入しました.これにより,従来の「学部」,「前期課程」,「後期課程」という分け方を超えて,それぞれの学生が,自分の目標と学習状況に応じて柔軟に学習に取り組めるようにしました.

レベルと教育プログラムとの対応

レベルと教育プログラムの対応図

※ 表の学年と講義のレベルの対応は標準的なものです.実際には教員の適切なアドバイスを受けながら,各自の学習状況に応じた講義を柔軟に履修することが可能です.

※ 上図が読みにくい場合は下記PDFファイルをご覧ください.

各レベルの解説

レベル0
理系学生が共通に1年次で学ぶ数学(微分積分学・線形代数学).
レベル1
数学全分野の基礎として,数理学科学生全員が身に付けるべき内容(ほぼ数理学科2,3年で学ぶ内容に該当).これを物理学等の他分野との関連,その先の応用などを意識しながら理解し,身に付ける.直感力,論理力,抽象能力の育成を含む.
レベル2
数学・数理科学の多様な,より進んだ内容.その多様性の中で,それらに共通する数学の考え方,特に論理的,抽象的,体系的思考の持つ役割を理解する.主な対象は学部4年,大学院前期課程.2年程度でコースを終えることが望ましい.
レベル3
レベル2までの基本的内容(コア)を前提とする,進んだ専門的内容.主な対象は前期課程2年,後期課程.3〜4年でコースを終えることを目指す.
レベル4
研究者,高等教育従事者養成のための教育内容.対象はPD,助手以上.
※ PD (postdoctorial fellow,学位後研究員,ポスドクともいう)とは
博士号を取得した後に,1〜3年程度の任期で大学や研究費を持つ大学教員によって採用される研究者のこと.通常,教育義務を負わず研究に専念する.