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ファイル更新日:2024年04月18日 教育・就職■教育プログラム概要■●大学院後期課程について教務委員会 2003年10月29日作成 A. 後期課程の教育理念後期課程の教育理念は,
数理科学の専門的知識を用いて,数理科学および関連する分野にある未解決の課題を見出し解決してゆく者
のことです.したがって大学や研究所にいる人達だけが研究者なのではありません.この意味で学位取得後の進路についても,常に広い視点で考えて下さい.
※アドミッション・ポリシーもご覧ください. B. 教育研究活動後期課程の皆さんは,自主研究が基本です. 私達スタッフとともに実際に研究を進めてゆくのです.これは「インターンシップ」に近い形と考えるのがいいでしょう.私達は「先輩の数理科学研究者」として皆さんに助言します.(後期課程でもアドバイザーによる研究指導が行われますが,これは必ずしも定期的な個人的「セミナー」を意味するものではありません.) 原則として3年間で学位を取得することを目指します.つまりここでは単なる学習ではなく,未知の問題を解決するという創造的研究を経験していただきます.(これは3年目に創造的な仕事をすればいい,ということではありません.むしろ後期課程に入り次第創造的な研究へと意識を向けることが大切です.) 後期課程で行われる教育研究活動は,
C. プロジェクトとしての研究後期課程での研究の遂行には「プロジェクト」としての意識を持つことが重要です.「プロジェクト」は 課題(テーマ)の準備/企画/実施/成果公表
の各プロセスからなります.数学研究もこうしたプロセスで行われます.
この中で最も難しいのは課題を見出すこと,つまり企画の部分です.常日頃から,各種セミナー,談話会,研究会に積極的に参加し,幅広い視野を持って数学に取り組むことが大切です. D. 学生プロジェクト研究科では
E. 研究科内で行なわれている教育研究活動研究科では,以下のように幅広い教育研究活動を行っています.
具体的なスケジュールは研究カレンダーをご覧ください. F. アドバイザー後期課程の方達には,複数のアドバイザーが付きます.後期課程アドバイザーは,皆さんの研究プロジェクトの企画・遂行に助言を与えます.また,学位取得へ向けた計画や後期課程修了後の進路について相談を受けます. G. 日本学術振興会特別研究員,リサーチ・アシスタント日本学術振興会特別研究員制度は,大学院博士後期課程在学者,修了者を対象に,大学やその他の研究機関で研究に専念することを希望する者を採用し,2〜3年間研究奨励金を支給する制度です.採用されると,決められた額の研究奨励金(2019年度の支給予定額は,大学院に在学している者は月額 200,000円,博士の学位を取得している者は月額362,000円)が支給されるとともに,特別研究員奨励費(科学研究費補助金)として研究計画調書の審査を経た上で最高150万円の研究費が交付されます.詳しくは, をご覧ください.(研究科からは,2014年度は6名,2015年度は8名,2016年度は3名,2017年度は1名,2018年度は8名の特別研究員が採用されています.) 研究科では,学生プロジェクトの募集に連動して,この特別研究員に積極的に応募してもらえるよう,説明会を複数回行なう,申請書の書き方などの相談に応じるなどきめ細かい支援に努めています. また,研究科内部では,後期課程の学生がさまざまな研究グループの一員として,また自発的に研究に取り組めるようにリサーチ・アシスタント(RA,Research Assistant)の制度が整備されています. H. 学位取得後の進路について学位取得後の進路には様々のものがあります.
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