「新装版 確率の基礎から統計へ」
著者:吉田伸生
(著書に込める思い)/出版社:
日本評論社
(本書初版は「確率の基礎から統計へ」として遊星社
から出版されました)
amazon (紙の本/
電子版)
本書は, 主に大学理科系学部生を対象に, 確率論への入門から
統計の初歩までの解説を目的とする.
もし筆者が学生に戻り,
確率・統計に入門するとしたら,
「こんな教科書で勉強したい!」
という理想を本書で体現した.
身近で興味が持てそうな具体例に即して話を進め,
抽象的になりがちな数学的概念に抵抗なく親しめるようにする.
例えば,本書でとりあげる具体例として以下のようなものがある:
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いつまで待てば恋人に巡り逢える?(指数分布の「無記憶性」)
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知能指数 115 以上は全体の何パーセント?(正規分布表の読み方)
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2010年FIFAワールドカップでのゴール数(ポアソン分布の平均,適合度検定)
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窓口の「一列並び」は何のためか? (独立確率変数の分散)
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お菓子を何個買えばオマケが全種類集まるか? (幾何分布の応用)
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初恋がその後の恋愛に及ぼす影響は? (記録更新の独立性)
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NHKの内閣支持率調査--有権者1億人に対して1500人調べただけで大丈夫?
(大数の法則,区間推定)
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藤田,王,長嶋,原監督の勝率に有意差はあるか?(平均差検定,分散分析)
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「最近,東京の夏は暑くなった」というのは本当?(平均差検定)
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イチロー選手の打撃力にシーズン差はあるか?(分散分析)
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気温が1度上がれば,ビールが何万本売れる?(回帰分析)
上の例についてもう少しだけ詳しく...
お気付きの点がございましたら、是非お知らせ下さいますようお願い致します。
授業の教科書・参考書に採用頂いた方々:
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石渡聡先生(山形大学)
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海老原亨 先生(宇都宮大学)
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大西俊郎先生(九州大学)
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尾畑伸明先生(東北大学)
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高澤真一朗先生(国立明石工業高等専門学校)
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河備浩司 先生(慶応大学)
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坂井哲 先生(北海道大学)
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篠田正人 先生(奈良女子大学)
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杉浦誠 先生(琉球大学)
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土田兼治 先生(防衛大学)
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三角淳 先生(高知大学)
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宮部賢志 先生(明治大学)
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西山陽一 先生(早稲田大学)
(以上、全てではないと思いますが、現時点で私の知る限りです)