前回やり残した、Weyl群（対称群）のSpringer表現の構成を 説明する。 一方、対称群のSpringer表現を、A型Lie環における 巾零軌道の閉包とCartan 部分環の共通部分(scheme theoretic intersection) の座標環の上に実現する De Concini- Procesi の結果について述べる。 さらに、Kostka多項式が affine Weyl群の Kazhdan-Lusztig多項式の特殊な場合に一致するという Lusztig の結果について解説する。