胃腸の調子を整えるため、食事量の制限を始めたのが6月の半ば。
思いのほか体調がよくなり、これを契機に減量を試みることにする。
昨日、丸栄で体重計を購入してきたので、早速計量してみる。
体重を量るのは去年の健康診断以来だが、ほとんど変化していなかった。
とりあえず、9月末までに90kgまでおとすことを目標にする。
96/07/10 110kg
食事は一日1000Calに制限している。
これはいままでの食事量と9月末までに25kgおとすという目標から
算出した数字で、計算では1日に200gから300gくらい、
脂肪が消費されるはずである。
夕食は500Calから600Calで、まあまあ普通の食事だが、
あとのニ食はおにぎり一個と野菜ジュースというのが典型的な
パターンである。
いままでのところ、ほば2日で1kgのペースで体重がおちている。
これは計算より早いペースだが、減量初期には水分が抜けるためだろう。
7月12日は早稲田大学で講演のため東京へ行く。 その翌日は田中和永氏と昼食をともにする約束。 チェックアウトのあと、約束の時間までまだ間があるので サウナに行くことにする。 そのあと体重を計量すると、前日まで109kgあったのが 106kg台になっていた。
名古屋に戻ってから、カロリーブックを購入する。
外食時のカロリー計算のためだったのだが、
その本によるといままでの食事ではタンパク質が不足している
ことがわかった。
夕食以外の二食で食べていたおにぎりをやめて、
かわりにタンパク質源となるものをとることにする。
東京で106kg台までおちた体重は一旦107kg台にもどり、
105kgになるまで10日ちかくかかった。
水分を抜いて体重をおとしてもあまり意味はないということか。
前回意味はないと書いたものの、 週一回のサウナは完全に習慣になってしまった。 水分が抜けにくくなってきたためか、 体重の減少がリニアではなくなり、サウナのあとの2、3日で 2、3kgやせて、その後は次にサウナに入るまで変化なしと いった具合である。 水分を抜くのではなく、水分が抜けやすい状態にするのが サウナの目的である。
減量に伴う筋力の低下を防ぐため、2日に1度1時間ほど歩くことにする。
できれば、毎日にしたいのだが、
アパートの周辺で平坦な道をさがすのはなかなか難しく、
どうしても急勾配の坂を登り降りすることになってしまう。
脚の負担をかんがえると1日おきにせざるを得ないだろう。
減量を始めたときから、やや便秘ぎみの状態が続いていたのだが、
近頃、それがひどくなり、便通時に苦痛を感じるようにまでなった。
ゴボウなどの根野菜類をなるべくとるようにしていたのだが、
それだけではあまり効果がないようだ。日中の大量の発汗を防ぐために、
摂取する水分量をある程度制限していたのだが、それをやめることにする。
これに伴い、8月17日には95kg台にまでおちていた体重は
ふたたび97kgにもどり、もう一度95kgになるまで一週間ほどかかって
しまった。しかし、そのおかげで便秘の方は快癒し、良好な状態が続いている。
8月末に電子レンジを購入した。いままでは調理するのがめんどうだったので タンパク質源として近所のコンビニエンスストアで買ったチキンナゲットを 食べていたのだが、これだと100kcal当たりのタンパク質は10g前後といったところで、 成人男子が一日に必要とする70gのタンパク質を摂取するのは難しかった。 電子レンジを購入したことで、鶏ササミ肉や白身魚など(いずれも100kcal当たり 20g強のタンパク質を含む)を手軽に調理することが可能になり、 確実に必要量のタンパク質をとることができるようになった。
また同じ頃から、1日おきだった散歩を毎日行なうようにし、平地の部分 (比較的なだらかなだけで本当に平らというわけではない。困ったものである)を 選んで軽く走るようにしている。最初のうちは足も上がらず、蹴り足のバネなども ほとんど効かないといったありさまで、怠惰な生活による体力の衰えを痛感させられたが、 最近はすこしはまともに走れるようになってきた。 体重の減少に伴って基礎代謝も減ってきているはずなので、 その分運動の強度をあげなければ、現在の減量のペースを維持していくことは できないだろう。
これで当初の目的であった90kgまでおとしたわけだが、これからも減量は
続けていくつもりである。ただし、食事量や運動量などの具体的な方針は
大幅に見直す予定である。
前回で食事量や運動量を全面的に見直すと書いたが、 変えたのは、摂取カロリーの上限を1200kcalに引き上げた点のみである。 前回触れた電子レンジの購入で状況は改善されたものの、 確実に必要量のタンパク質を摂取するためには 1000kcalという従来の条件はやや厳しいものであった。 実際、いままでは夕食時に600kcal未満で35g強のタンパク質を摂取しなければ ならず、店によってはそのような選択肢が存在しないこともある。 そのような場合にカロリーの上限を守ることを優先していたのを、 タンパク質摂取の優先に切替えたのである。
脂肪率計による測定では、115kgから90kgまでの25kgの減量の間に、 除脂肪体重は69kgから62kgと7kgほど減っている。 これは、落した体重のうち三割近くが、筋肉など脂肪以外の ものだったということになる。 これからは、除脂肪体重の減少を 一割程度に抑えつつ、かつてのベスト体重65kgをめざすことにする。
また、そろそろいままでの写真のアングルでは、顔の変化が
わからなくなってきたので、やや斜めからあごの線がめだつようにし、
それにあわせて髭もそってしまった。
脂肪率はなんとか、25%をきった。 除脂肪体重は61kg前後で90kgからの10kgの減量に対して 一割程度の減少にとどまっており、前回の変更の目的は 達成されたといってよいだろう。
ただし、顔写真のほうは、あまり変化がわからず、
こちらのほうは意図通りにはいかなかった。