新学術領域研究「次世代物質探索のための離散幾何学」チュートリアル

離散幾何解析のためのプログラミング入門
—若手数学研究者・数学専攻大学院生のためのプログラミング入門講座—

数値計算・コンピュータグラフィックスは離散幾何解析を研究するための強力なツールとなり得ます. しかしながら, コンピュータプログラミングをこれまで身につける機会がなく, これを使いこなして研究を行いたいと考えているかたも多いと考えます.
*「若手数学研究者・数学専攻大学院生のための」としていますが, それ以外の方の参加も歓迎します.
このプログラミング講座では, 将来の数学研究に役立てることを目的として, プログラミングの標準的な内容を中心に解説を行います. プログラミング初心者でも(頑張れば)理解できる初歩的な内容から始めます.
具体的には, 基本的なプログラミング・アルゴリズムからはじめて, グラフアルゴリズム・微分方程式の数値計算を目標に1年間かけて解説を行います. 時間があれば, 種々のライブラリの利用法・データ処理の方法などにも言及したいと考えています.
また, この講座では, 単にプログラムを書けるようになることだけではなく, コンピュータの動作・アルゴリズム・数値計算に関する数学などの理解を深めることも目的の一つとします.

想定している参加者

プログラミングを本気で学びたい, 将来はプログラミングを研究に生かしたいと考えているPDなどの若手研究者および大学院生
離散幾何解析が専門でなくてもよいが, 一部に, 数学を専攻していることを仮定する内容を含む可能性がある.

定員

20名程度

利用言語

C (C99).
時間に余裕があれば Python, Perl などにも言及したい

方法

当分の間はオンラインで開催.
頻度は, 当初は3週間に1回程度を予定. メールで簡単な解説の教材を配布し, 課題のプログラムの添削を行う. なお, オンラインミーティングツールを使っての質疑応答も計画している.
集まることができるようになれば, 名古屋大学で月に1回程度の頻度で対面での講座を開催の予定
内容は, 内藤が名古屋大学で行ってきたプログラミングおよび数値解析の講義をベースにして, 研究者向けにアレンジを考える予定です.

初回開催予定

4月下旬(参加者にメールで連絡)

申込方法

2020年5月2日(土)までに, 内藤 (naito@math.nagoya-u.ac.jp) に以下を連絡のこと なお, 大学院生の場合には, 指導教員の承諾を得ること

主催

新学術領域研究「次世代物質探索のための離散幾何学」A03-2班
研究代表:内藤久資 (名古屋大学多元数理科学研究科)