ホームページ閉鎖のお知らせ

この3月末に名古屋大学を離任するにあたり、「中西敏浩のホームページ」を閉鎖させていただきます。
長い間ご愛顧いただきありがとうございました。


「お笑い日記」読者の皆様へ。

「お笑い日記」を読んだ方からメイルをもらったり年賀状をいただいたりしました。うれしかったです。この機会にお礼申し上げるとともに、ご多幸をお祈りしています。

このホームページをしっかりしたコンセプトもなく作成し、気ままに書き込んでいましたので更新も滞りがちでした。いくつか予定していた項目があるので、いつかホームページを復活させたときに続きを書きたいと思っています。

学生からは登場人物が古く知らない人が多くてよくわからんと云われました。たしかにねぇ。もう「昭和」というとレトロな雰囲気が漂うもの。

2004/3/15 月曜日

 このホームページでの「お笑い日記」はこれでお終いなので、漫才の終わり方についてちょっと書いてみたい。

 

漫才の締めくくりで印象に残っているは、なんといっても平和ラッパ・日佐丸。「こんなアホつれて漫才やってまんねん」、「ほんまに気ィつかいまっせ」、「それはこっちの云うせりふやがな」、「ははぁ、サイナラー」(このサイナラの「サ」は sha のように発音する。)音楽ショウの「これでお終い、かしまし娘・・・」や「それじゃここらで、それじゃここらで・・・」のようにエンディングが決まっているものにせよ、宮川左近ショウや暁伸・ミスハワイのようにネタのまま終わるものにせよ、ぐっと盛り上がったところで最後にかき鳴らすギターの音が好きだ。Wヤングの最後はダジャレ合戦で、たとえば都道府県名のシャレなら、「もうこのへんでオキナワ県」となる。若手ではルート33も最後は落語のサゲに近い終わり方だ。終わり方に仰々しい趣向を凝らしている若手漫才もあるが、サラッと終わったほうが逆に余韻が残るのではないだろうか。

  

先日、DVD で「水の女」という映画を見ていたら宮川左近ショウの松島一夫が銭湯で浪曲を唸っているシーンがあった。懐かしかったなあ。映画にはラジオ深夜便の「芸能博物館」やミュージック・ソーの演奏で知られる都家歌六も出演していた。映画監督は私の感性に近いものをもっているのかもしれない。同じ感性をもっているといえばテレビドラマ"TRICK"(Kの文字は逆向きだけど)の脚本家もそんな気がする。山田奈緒子に「むちゃくちゃでござりまするがな」と言わせてみたり、「大駱駝艦の人?」と呟かせてみたり。(山田奈緒子はいったい何歳や?)私と同じように学生時代に西部講堂の前の「大駱駝艦」公演の立て看を見つめていた人のような気がする。
 ところでホワイトデイは、昔、ラジオ大阪の深夜番組「ヒットでヒット、バチョンといこう」の浜村淳担当日(土曜日か日曜日)に、ある女の子から「バレンタインデイのチョコレートお返しに、3月15日にマシュマロを送ろう」という投書があったのがきっかけで始まったのだと思う。

  それでは〜皆さま〜ごきげんよろしゅう〜、ま〜た〜の会う日を楽しみに〜、それでは〜皆さま〜さよ〜なぁら〜(フラワーショウのエンディング、道頓堀行進曲にのせて)。

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中西敏浩 tosihiro@math.nagoya-u.ac.jp