Medoc

葡萄： Cabernet Sauvignon 種、Merlot 種
メモ：ある日の午後、非常に疲れていたので元気をつけようと焼き肉屋へ。席につき、上カルビと写真のハーフボトルを注文。しかし問題はここからだった。なんと、一応はボルドーの赤であるメドックがよーく冷やされて出てきた。しかも既に開栓してあるので今更文句をいっても始まらない！（そもそも、焼き肉屋の店員相手にワインの温度がどーのこーのと言うのも立派なアホだ。）仕方なくグラスの底にほんの少しずつ注いで室温になじむのを待ちながらチビリチビリと飲み始めた。豪勢に焼き肉、の筈が一転して貧乏くさい状況になってしまった。所が! こういう飲み方をすると意外にワインの渋みや酸味がジワーっと舌に広がる様子がよく分かり普通に飲むのとは少し違った高密度の味わいがあった。貧乏して初めてわかる味というのもあるものだ。カルビとの相性も言うまでもなく、幸せな気分で店を後にすることが出来た。めでたし、めでたし。

Chateau Pontey