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講演内容アブストラクト
協同学習の原理と技法
 杉江 修治


 グループ学習が協同学習ではありません。協同学習とは学習指導を効果的に進めるための考え方なのです。それは学校内のすべての学習指導場面に適用可能であり、また一貫して適用すべきです。
 当日の講演では、何をもって協同というのか、協同と競争とはどのように違うのか、協同学習の有意義性はどこにあるのか、といった基本を解き明かし、あわせて協同的な学習の進め方の技法も紹介しようと思います。
 また、時間があれば、これまでの協同学習の幅広い実践成果についても紹介しましょう。
講演レジュメ
I 協同学習の原理
 1 協同学習とは何か
  (1) グループ学習が協同学習ではない/
  (2)協同学習の歴史と広がり
 2 協同学習の効果
  (1) 成績の上昇/(2)豊かな同時学習/
  (3)民主社会の実現と協同
 3 新しい学力と協同学習
  (1)「教え」から「学び」へ、「育て」から「育ち」へ/
  (2)指導観の転換/(3)児童生徒観の転換/
  (4)集団観の転換/(5)新しい学力とのかかわり
II 協同学習の技法
 1 協同学習の進め方
  (1)学習課題の工夫/(2)役割の工夫/
  (3)個人思考と集団思考の組み合わせ/
  (4)グループ編成の仕方/(5)1時間の流れの組み立て/
  (6)1単元の流れの組み立て/(7)評価の工夫
 2 協同学習の事例