Date: Sun Jan 05 02:28:45 GMT 2014
From: Iwao Shinsuke
Subject: Seminar on Geometric representation theory and Quantum integrable system at Komaba
  皆さま
(複数のMLに投稿しております。重複して受信された方は申し訳ありません。)

下記の日程にてセミナーをおこないますので、ご案内申し上げます。
 皆さまのご参加をお待ちしております。

世話人: 岩尾慎介(青山学院大) 白石潤一(東大・数理) 土屋昭博(IPMU) 山田裕二(立教大)

セミナーURL : https://sites.google.com/site/seminaratkomaba/home

岩尾慎介
青山学院理工
iwao at gem.aoyama.ac.jp
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※第8回駒場幾何学的表現論と量子可積分系のセミナー

講演者:金井雅彦(東大・数理)
日時:2014年1月25日(土)14:00〜17:00
場所:東京大学大学院数理科学研究科 002号室
講演題目:複比とその仲間たち

 アブストラクト:
  複比の歴史は古い.一説によれば,その起源はアレキサンドリアの Pappus (A.D. 290-350) まで遡ることができるとのことである.
しかし,かように長い歴史を有する複比に対するわたしたちの理解は意外にも不十分であると思われる.
たとえば,複比の「亜種」ともとらえられるべきパラ・ケーラー構造,測地カレントなどが発見されたのは,わずかここ数十年のことであることに,その根拠のひとつを求めることができよう.
未知の亜種の発見や新たな応用が期待される.この講演では,複比,あるいはその「仲間たち」,すなわち,シュワルツ微分,パラ・ケーラー構造,測地カレントの,円周への群作用に関する応用を紹介し,
それを通じて,これら諸概念に対するさらなる理解を模索する.