皆様
（複数のMLに投稿しております。重複して受信された方は申し訳ありません。）

IPMUの土屋昭博先生から
講演情報の転送依頼がありましたので、お送りいたします。

岩尾慎介
青山学院理工
iwao at gem.aoyama.ac.jp

------------------------------------------------------------------------------------------------

国場敦夫氏（東京大学）による連続講演を次のように企画しましたので、お知らせします。

講演者：国場敦夫氏　（東京大学）
題名：転送行列、Yang-Baxter方程式、Bethe仮説

日程：
　　2013年 9月17日（火）10:00〜12:30, 14:30〜17:00
　　2013年 9月18日（水）10:00〜12:30, 14:30〜17:00
　　2013年 9月19日（木）10:00〜12:30, 14:30〜17:00
場所：東京大学大学院数理科学研究科棟002号室

講演要旨：
可解格子模型，量子群，ベーテ仮説周辺の基礎的事項について解説をする．
具体例に沿った計算の提示を主眼とし，一般論は適宜言及するに留める．
予備知識としては sl2 の表現論程度のみを想定する．
以下に具体的な項目をリストするが，全部を網羅できるとは限らない．

(1) 可解格子模型
頂点模型，面模型，転送行列，Yang-Baxter 方程式とその拡張など．

(2) 量子群とR行列
表現，R行列の具体例，fusion構成法，頂点・面模型対応，組合せR,
アファイン量子群のKirillov-Reshetikhin (KR) 表現，q-指標

(3) Bethe ansatz
量子逆散乱法 (代数的 Bethe ansatz), Bethe 方程式とルート系，
解析的 Bethe ansatz

(3) 指標と組合せ論的応用
ストリング仮説と形式的完全性，Q系とフェルミ型指標公式、
角転送行列と1次元状態和，X＝M予想，KKR全単射，箱玉系への応用

(4) 熱力学的Bethe仮説とY系, T系
熱的Bethe (TBA) 方程式，ダイログ和公式，
転送行列の関数方程式，cluster 代数による定式化など．

世話人　土屋昭博（IPMU）