この案内を重複して受け取られた方はご容赦ください。

信州大学では, 全国の代数的トポロジーに興味を持つ学生の方々に集中して学ぶ機会を提供することを目的に, 「春の学校」を企画しました。

第1回目のテーマは, 代数的トポロジーにおける最も基本的な道具の一つ「スペクトル系列」です。証明の道具としてスペクトル系列が用いられることの多い代数幾何学などの分野と大きく異なり, 代数的トポロジーではスペクトル系列の計算のテクニックが発達し, 計算の道具として重要な役割を果しています。今回は, 代数的トポロジーで用いられる典型的なスペクトル系列について, それぞれのスペクトル系列を用いた計算の経験豊富な講師の方々に「使い方」を教えていただく予定です。

1. 期間: 2013年3月8午後〜10日午前
2. 場所: 信州大学理学部
3. 内容: 
(1) スペクトル系列という考え方 (玉木 大, 信州大学)
(2) SerreおよびAtiyah-Hirzebruchスペクトル系列 (西本 哲, 近畿福祉大学)
(3) Eilenberg-Mooreスペクトル系列 (栗林勝彦, 信州大学)
(4) Bocksteinスペクトル系列 (玉木 大, 信州大学)
(5) Adams型スペクトル系列 (中井洋史, 東京都市大学)
(6) Problem session
4. 参加申し込み: 参加は自由ですが, 大まかな人数を把握するためにも, 参加ご希望の方は, あらかじめ玉木 (e-mail: rivulus at shinshu-u.ac.jp) まで連絡していただけると助かります。
5. 旅費の補助: 参加される学生の方には, 滞在費を補助します。 2013年1月31日までに, 玉木まで申し込んで下さい。もし予定より申し込み人数が多い場合は, 先着順とさせていただきます。

詳しい予定および内容については, 決まり次第ホームページに掲載します。
Website: http://pantodon.shinshu-u.ac.jp/seminars/spring_school2012

「春の学校」とは名ばかりの, 信州ではまだ寒い時期ですが, 代数的トポロジーに興味を持つ学生や若い方々の交流も兼ねていますので, 周囲の学生さんに参加を勧めていただけると幸いです。学生以外の方の参加も, もちろん歓迎します。

信州大学理学部
数理・自然情報科学科
空間構造講座