Date: Fri Jun 04 02:32:01 GMT 2010
From: TAKAGI, Yuki
Subject: 第2回数理科学コロキウム (兼 第 24 回数学連携サロン)
各  位

北海道大学大学院理学研究院数学部門・数学連携研究センター共催
「第2回 数理科学コロキウム(兼 第24回数学連携サロン)」を
下記のとおり開催いたします。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。


                             記


日 時   6月30日(水)13:30 - 16:00
会 場   北海道大学 理学部3号館 3-204号室
講演者   長山雅晴氏 (金沢大学)


演 題

第 1 部 13:30〜14:30

”数学と現象の数理モデル”

アブストラクト:数理モデルを用いた研究について二種類の研究成果について話す.
「燃焼合成反応の数理モデル」では数理解析を行うために作った数理モデルと
その結果について述べる.「化学反応を伴う界面活性粒子運動の数理モデル」では
数理モデルから実験に示唆を与えることができた数理モデルについて述べる.

第 2 部 15:00〜16:00

"角層回復機能の数理モデル"

アブストラクト:皮膚表面にある角層は皮膚の持つ重要な機能の一つである
体内保水機能を担っている.そして角層が壊れると角層は急速に回復すること
がわかっている.近年,傳田光洋氏(資生堂)の研究によって角層の回復機能には
カルシウムイオンが重要な役割を担っていることがわかってきた.
ここでは,カルシウムイオン伝播と表皮細胞のダイナミクスを数理モデル化する
ことによって角層回復機能のメカニズムを数理的に理解したい.表皮細胞ダイナミクス
には細胞の分裂,分化,成長,移動を含んでおりそれらのダイナミクスとカルシウム
イオンの関係を仮定し,数理モデル化と実験の再現を行い,角層早期回復機構の
機構を明らかにしたい.

問い合わせ先 北海道大学大学院理学研究院 坂上貴之
        sakajo(at)math.sci.hokudai.ac.jp

(数学連携サロンウェブページ)
http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/center/field/salon/rcimseminar_24.php