現状では, UNIX ワークステーション (Solaris 2.6) から NFS mount により,
HOME Directory を作成しています.
特に, default の HOME directory の PATH ではなく,
NetInfo に情報を書き込むことにより, UNIX 上の HOME directory の subdirectory を,
MacOS X の HOME directory として利用する設定にしています.
各ユーザの login 時に,
各ユーザの HOME directory だけを NFS mount することが出来ないかを調べています.
Solaris 2.x では ACL とよばれる directory access control が可能ですが,
MacOS X は NFS ACL が利用できないようですので,
ACL で他のユーザの directory の不可視属性を設定できません.
そのため, 安全策をとるならば,
login しているユーザの HOME directory だけしか mount していないような状況を作るべきですが,
どのように設定して良いか, 現在の所わかっていません.
最初, 何も設定していない状態では, MacOS X で login を行うと,
.tcsh_history
が作られます.
これは, tcsh の history を保存しているファイルで,
これを有効にするかどうかは, tcsh の設定次第です.
その後 DOCK に各自が設定を行っていくと,
.CFUserTextEncoding
.DS_Store
._.DS_Store
._Documentation
._Documents
Documentation/ Help を利用したとき, ここに Help の document のキャッシュなどが作成されるようです.
Documents/ ここに各種 Document を保存しろという意味のディレクトリなのでしょうか?
Library/ DOCK などの設定が保存されます.
などのファイル・ディレクトリが作成されます.
「ゴミ箱」が空でない状態の時には, .Trash/
も出来ています.
一般には, "AAA" というディレクトリ・エントリと "._AAA" というディレクトリ・エントリが対になっているようで,
HFS ファイルシステムにおける data fork と resource fork の役割を果たしているように思われます.
DOCK/DESKTOP のユーザごとの設定は,
各種アプリケーションの設定と同じく,
~/Library/Preferences
の plist ファイルに格納されます.
たとえば, 以下のようなファイルに格納されます.
- DOCK の使用言語:
.GlobalPreferences.plist
の AppleLanguages
property
- login 時に起動するアプリケーションとその属性:
loginwindow.plist
の AutoLaunchedApplicationDictionary
property
- DOCK に格納されるアイコンのリスト:
com.apple.dock.plist
の tile-data
property
NFS mount option として root 特権を認めていないという状況で,
HOME directory の permission が 700 の時,
login 時に "HOME directory" が存在しないというエラーが発生します.
通常の UNIX であれば, このようなことは起きないのですが...
naito@math.nagoya-u.ac.jp
$Id: home.html,v 1.5 2001-05-21 16:41:56+09 naito Exp $