[教員名] 永尾 太郎
[テーマ] 相対性理論の数理
[目的・内容・到達目標]  時間と空間の構造を記述する相対性理論は,
現代科学の根幹をなすものである. この卒業研究では, 線形代数
や微分幾何などの数学的側面の理解を深めながら, 相対性理論に
ついての基礎知識を習得することを目指す. 題材となる文献としては,
例えば,

藤井保憲 著, 時空と重力, 産業図書
シュッツ 著(江里口良治, 二間瀬敏史 訳), 相対論入門, 丸善

などが考えられる. 相対性理論の学習を通じて, 自然現象の理解に
おいて数学が果たす役割りを実感してもらいたい.

[実施方法]  題材となる文献を選び, 輪講形式で読むことを予定している.
後半は, 参加者の興味に応じて, より発展的な文献を読めるようになる
ことが望ましい.
[知っていることが望ましい知識]  数理学科の学部2年生程度までの
講義内容を理解 していることが望ましい.
2011年度卒業研究コースデザイン案 (正式版ではありません)