数学フランス語文法


フランス語の数学の論文を読むのに必要な事項に限定したフランス語文法.
(数学以外を読むのには正直不適だと思います)

英語の基本的な文法は仮定しています.

簡潔性を重視したので厳密でない箇所もあります.

間違いが含まれる可能性もありますので盲信しないで下さい. 間違いをみつけたら(メール等で)指摘いただけますと大変ありがたく思います.

作成:2012/07/16
最終更新:2012/07/24 21:30


発音

は扱わないので他をあたってください.

記号付き文字

à é ê è ô ù û œ ç などですね.
ざっと説明しますと,œ は oe と思って読めばよく,ç は必ず [s] の音で読む c と思えばよく, é ê è などは発音が変わる程度なのでとくに気にしなくて良いです.
ただし a と à, ou と où, du と dû のように記号のあるなしで異なる語(全く異なる意味)になるものには注意しましょう.

豆知識として,é, ée, és, ées で終わっているものは過去分詞ないしそこから派生した形容詞であることがよくあります. 例外もたくさんありますが.

語順

だいたい英語と同じだが,形容詞が後置修飾する(例:フランス語の cohomologie étale = 英語の étale cohomology).

名詞,形容詞の性・数変化

可算名詞は複数形を有する(←これトートロジーな気がするが……). また,(すべての名詞は男性・女性のいずれかなのだが,)形容詞は形容される語の性と数に応じて変化する.
女性形は基本的に e をつければよい(既に e で終わっている場合はつけない). 語尾が微妙に変化することもある(例:nul → nulle).
複数形の作り方はある程度パターンがある. なお女性複数は女性形を複数化する.

動詞の活用

数学の文章を読む上ではたぶん,直説法現在の 三人称単数/一人称複数/三人称複数 と 現在分詞,過去分詞 ぐらい押さえておけばいいのではないでしょうか. それぞれの用法は英語のそれとあまり変わらない.「進行形」が無いぐらい.

第1群規則動詞(数が多い.例:montrer)と第2群規則動詞(例:définir)と être (とても不規則)と avoir (とても不規則)と 一部の不規則な動詞を覚えておけば何とかなると思います.

不定形 montrer définir être avoir pouvoir venir 特徴的語尾
直説法現在 三人称単数 il montre définit est a peut vient t
一人称複数 nous montrons définissons sommes avons pouvons venons ons
三人称複数 ils montrent définissent sont ont peuvent viennent ent
現在分詞 montrant définissant étant ayant pouvant venant ant
過去分詞 montré défini été eu pu venu é, u, i, t, s

不規則動詞は山ほどあるけどその中でも似た活用をするものはけっこうあるので,いくつか押さえて雰囲気をつかめば行ける! といいな

過去分詞は形容詞のように性・数で変化するケースとしないケースがあるらしい. 何にせよ é(e)(s) で終わっていると過去分詞ないし派生した形容詞であることが多い (が,é(s) で終わっている場合そうでない語も多い).

命令法一人称複数は直説法現在と同形.(nous を言わずに)Prouvons ... のように言う.

辞書の引き方

分からない単語が出てきたら辞書を引いて調べるわけですが, 原形が分からないと正しい単語に到達できない(ないし,正しい単語に到達してもそれと認識できない)危険があるので, その辺の推測方法についていくつか使えそうなことを書きます.
無理ならそのまま辞書に代入して前の方が一致しているものを探しましょう(単語が長ければなんとかなる可能性が高い).

不規則度の高い活用の場合は(辞書にもよるが)その形から原形へ誘導してくれることもある.

困ったら

Google 翻訳もけっこう使えるとか聞きましたよ.


最終更新日: ページ上部に記載
ページ管理者:松本雄也
(matsumoto.yuya AT math.nagoya-u.ac.jp)