概要: 符号 (2,2) の不定値自己双対共形構造に関するツイスター対応がLeBrun と Mason によって開発されたが,LeBrunらの議論ではコンパクト性を仮定しているため,Zoll frei性という非常に強い条件が必要になる.本講演では,正則円板を用いるLeBrun-M asonのアイデアを紹介したうえで,非コンパクトな場合で最も簡単なケースと考えら れる, R^4上の R-不変な不定値自己双対共形構造に関するツイスター対応について紹 介し,この場合はZollfrei性にあたるものが必要ないこと,またこの議論がRadon変 換や波動方程式と関係していることを紹介する.