講演者：中村 厚 (北里大学)

タイトル「カロロンの数理物理」

アブストラクト：
非単連結空間上のトポロジカルソリトンには、それまでにない特徴的な様相が現れる。典型例はヤン・ミルズ・インスタントンの周期版
であるカロロンであり、非自明ホロノミーの存在、全磁荷の出現等、興味深い性質が多々姿を見せる。本講演ではADHM/Nahm構成法の観点から、
種々の具体例によってカロロンの現在を概観したい。

参考文献
[1] ``Multicalorons revisited", A.N. and J.Sakaguchi, JMP51(2010) 043503.
[2] ``Numerical Nahm transform for 2-caloron solutions", D.Muranaka,
A.N., N.Sawado and K.Toda, PLB703 (2011)498.
[3] ``Cyclic calorons", A.N and N.Sawado, NPB868 (2013) 476.
[4] ``Construction of cyclic calorons", D.Muranaka, A.N. and N.Sawado,
J.Phys.Conf.Ser. 411 (2013) 012023.


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