From: Kotaro Yamada
Subject: 特別講義
皆様
九州大学にて以下のような特別講義を行います.
興味のある方はご参加ください.
九州大学大学院数理学研究院
山田光太郎
%#! platex ad.tex
% 2003年度 COE 特別講義のお知らせ
% Time-stamp: <2003/10/31 08:31:00 kotaro>
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
documentclass[12pt,a4j]{jarticle}
pagestyle{empty}
begin{document}
begin{center}bf
{bf COE特別講義}\[14pt]
{LARGEbf 情報幾何学とその応用}\[14pt]
講師:{largebf 甘利俊一}\
(理化学研究所脳科学研究センターセンター長)
end{center}
vspace{3zh}
21世紀COEプログラム「機能数理学の構築と展開」からの援助により表記特別講義
を行います.多数の方のご参加をお待ちしております.
begin{description}
item[日程:]2004年1月27日(火)午前10時〜1月29日(木)正午\
begin{quote}
begin{tabular}{%
r at {月}r at {日(}c at {) }%
r at {:}r at {--}r at {:}r%
l}
1&27&火&10&00&12&00&講義 (1)\
multicolumn{3}{c}{}&14&00&16&00&講義 (2)\
1&28&水&10&00&12&00&講義 (3)\
multicolumn{3}{c}{}&14&00&16&30&
参加者による short communicatinos\
1&29&木&10&00&12&00&講義 (4)
end{tabular}
end{quote}
item[場所:]九州大学理学部本館1401教室
item[旅費:]学生の方へはある程度の旅費援助が可能です.
希望される方は早めに世話人(山田)までご連絡ください.
なお,事情によりご希望に沿えないことがあるかも知れません.お許
しください.
item[Short communications:]
28日午後に講演をされたい方は,世話人まで電子メイルにてご連絡く
ださい.%
(旅費の支給を希望する学生の方は講演を義務とします.)
詳細は講義初日に決定します.
item[懇親会:]
28日の夕刻,懇親会を行います.
人数を把握したいので,参加を希望される方は 1月20日までに
世話人まで電子メイルにてご連絡ください.
end{description}
vfill
begin{flushright}
世話人:山田光太郎(九州大学大学院数理学研究院)\
kotaro at math.kyushu-u.ac.jp
end{flushright}
newpage
begin{flushleft}
COE特別講義\
情報幾何学とその応用\
講師:甘利俊一(理化学研究所脳科学研究センターセンター長)
end{flushleft}
vspace{3zh}
begin{description}
item[講義概要:]
本講義は,確率分布族の空間の自然な幾何学構造の
研究に端を発した、リーマン計量と双対なアファイン接続と
を持つ空間の幾何学とその情報科学に対する応用を論ずる。
vspace{2zh}
begin{description}
item[第1回:確率分布族における不変な幾何学構造の導入]
ここでは、不変な幾何構造としてリーマン計量と双対接続
が現れること、さらに双対平坦なリーマン空間における凸構造
と、ルジャンドル変換の幾何学、拡張ピタゴラスの定理、射影定理
などを示す。vspace{2zh}
item[第2回:情報幾何学の統計的推論への応用]
ここでは、統計的推論を幾何学理論の立場から見直す。
推定と検定の高次漸近理論、セミパラメトリック推定論、
時系列などを議論する。
vspace{2zh}
item[第3回:確率推論と情報幾何]
多数の確率変数の因果相関関係がグラフで表現できるような
グラフィカルモデルをもとに、その変数の値を推論する確率推論
は、人工知能、統計学、情報理論、統計物理学などで共通に現
れる。その仕組みを情報幾何の立場から議論する。
vspace{2zh}
item[第4回:神経多様体の微分幾何と特異点]
神経回路網のなす多様体と、その中での学習のアルゴリズム
およびそれが生み出す軌跡を議論する。このとき、多様体は特異
点を含み、リーマン計量がそこでは退化する。この場合の推論及
び学習に特異構造が及ぼす影響を議論する。
end{description}
end{description}
vfill
vfill
end{document}